ビジネスに役立つ心理学 一貫性の原理 Part 2
ビジネスに役立つ心理学 今日は、
"一貫性の原理"について書いていきます。
何かの決断をした時、一度決めた事だからやり遂げよう
とする心理現象の事を"一貫性の原理"といいます。
例えば、 Aさんは友人Bさんと日曜日にパンケーキを食べに行く約束をしていました。しかし、Aさんは前日飲み会があり日曜日当日にかなりの二日酔いになり、パンケーキを食べる気分ではありませんでした。
しかし、前から約束しているので何も無かったようにBさんと待ち合わせをし、さも美味しそうにパンケーキを食べました。
Aさんのこの行動こそが、"一貫性の原理"です。
それでは、人はどうして無理をしてまで
一貫性の原理を守ろうとするのでしょうか?
答えは、簡単です。
"言った事をコロコロ変える人は信用出来ない人で
支離滅裂、裏表がある"
そう受け止められる事を避ける為です。
この法則は、ビジネスシーンにおいても、とても有効です。
例:新しくビジネスを立ち上げたCさんが、
昔の取引先に営業に行きました。
初めから仕事を貰えるほど簡単では無いと
踏んでいたので、相手方のボスDさんに
「たくさんの企画アイデアがあるので、
後から見ていただけないでしょうか?」
と小さいお願いをしました。
先方は、直接頼まれた手前
「もちろん、了解しました」と返事をしました。
Dさんのこの返事こそ、
一貫性の原理に対するコミットメントです。
このコミットメントは、非常に強い力を持ち、
Dさんは、無意識で約束が覆らない様な行動をするのです。
Cさんは、Dさんにコミットメントの言葉を引き出す事で
企画を見てもらえる状態を作る事に成功したのです。
ビジネスシーンにおいて、相手方にシンプルに
お願いをする事は、一貫性の原理とコミットメント
を引き出します。
"こんなお願いなんて聞いてもらえない"
と決めつけずシンプルなお願いをどんどん出来る人には引力がありツキが回ってくるのかもしれないですね!
気がつかない所で、心理学による行動が促されているのです。
#一貫性の原理 #ビジネス心理学 #コミットメント
0コメント