物が巡る法則

私の母は、特に学歴もないが
なかなか面白い人でした

彼女は、果物が大好きで
季節ごとにフルーツをたくさん買い
その度、家に来てくれた人に
そのほとんどを躊躇なく
振る舞うかあげてしまう人

実家では、小さな商売をしていて
何人か働いてくれる人がいる環境で
人の出入りが激しくいつもたくさん人がいたから
たくさん買ってもすぐに無くなってしまいました

自分には、ほんの少ししか残らなくても、 
全く気にしない人で

「もっと食べたい」
 と言う幼い私達に

「人にあげると、又別のものがちゃんと
   やってくる様になっているから」


  自分の信念の様に言い聞かせてました

 こう書くとかなり裕福な家の様に
 聞こえてしまいますが、私の子供時代は、
 余裕のないかなり慎ましい生活だったのを
 幼心に覚えいます

 中学生位になり、物心つき始めた私は
 彼女の非生産的な行動を

「もっと堅実に生活すればいいのに」

 といつも非常に冷めて眺めており
 彼女の行動が全く理解出来ずにいました

 それから大人になった私が
 サンフランシスコに
 学生として住んでいた時

 当時のボーイフレンドに
 とても酷い振られ方をして
 2年くらい笑わなかった事があります

  暗闇のどん底で
  出逢った一冊の本に

「誰かに会う時は、

  必ずプレゼントを渡す事」


  と書かれていました。

  「別にリボンがかかったものだけが、
  プレゼントではなく、
  ほんの些細なキャンディや
  おすそ分けの食べ物でも何でも良いから
  あげなさい」と

  そして、どうしても物が無い時は、
  楽しい時間をプレゼントする事

  プレゼントは、ギフトの意味もあるけど
  現在、イマ、という意味でもあり
 
  そのイマを相手の為に使う
  

 「 それが、大きなプレゼントになる」と
   書かれていた事が、印象的でした


   私は、できる限りその教えを
   ずっと実践してきたと思います

    とにかく会う人に
    ほんの少しの果物やお菓子や本や
    様々なものを渡すようにして

    はじめは、あまりしっくりこず

    「自分だけが与えていて不公平」
    
     などと思った事もありましたが、
     だんだん、何かを手渡す事が
     当たり前になってきて

     受け取った人の笑顔が見え
     すると、気持ち良くなって
     こう考えるようになりました

     「きっと私が手渡しているものは、
        物だけではなく相手を思う気持ち

          もちゃんと手渡している」


      すると
      本当に様々な新たな物が  
      相手の気持ちと共に
      自分のところにやってくるようになりました
     
       幼な子の心に焼き付いていた
       母の精神は、
     
       海を超え
       バージョンアップし

       いつの間にか
       私のDNAに深く刻まれていたのかもしれません
 
      大人になって、ようやく
      「母は、偉大だなぁ」と 
       感謝するばかりです
#母は偉大 #エネルギー循環 #相手を思う #物が巡る

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