自分物語を生きる私達
変化するから素晴らしい
先日、長瀬智也さんがジャニーズを退所し、今後は裏方のお仕事する事が報じられました。
今までのキャリアに一旦区切りを置き、自分の持ち物を手放してでも先に行く。この決断に心から応援したい気持ちになりました。
男性の40歳前後は、42歳の厄年もある事からとても大事な時期で、この時期に今ある大きなキャリアを手放すと言うのは、真っ新になって挑戦するという姿勢でもあり、勇気ある決断だと思います。
2020年に入り、過去にないほど世の中が変化しています。
変化の流れに付いていく人、溺れてしまう人。色んな人がいます。世の中の流れについていける対応力を否応なく求められている今、本当に残っていける人は、どんな人なのか?きょうは、そのことについて書いていきます。
結論は、ずばり「手放し」が出来る人です。
まさに長瀬さんの様に積み上げたキャリアに甘んじない生き方が出来る人です。
ここで少し、過去の流れに目を向けてみます。いい物を手に入れる事がステイタスだった時代から、経験を楽しむ時代になり、そして今は、「自分物語を創る時代」になっています。
これは、マーケティング的な目線の「物・コト・ヒト」のお話しです。
しかし、マーケティング手法に関係なく、人はずっと自分の為の「物語」を生きてきてたはずなのに、どこかでその物語を生きるマインドにストッパーがかかっていました。
「マインドにストッパー?自分物語??今更、どんな事?」と思われたとしたら、「自分の中心に置く大切な物を何にしているのか?」という視点で考えると分かりやすいかもしれません。
自分の中心に置く大切な物は、時代によって集合意識が違う
同じ日本人でも時代背景による価値観の違いがあります。
例えば、1970年代にオイルショックを経験した大人、例えばその時20歳以上の人は、現在70歳位の方々にとって、物=危機を救う物という価値観が揺るぎなく、物が無くなるという恐怖は、2度と味わいたくない物となります。戦後は、特に貧しさから物が豊かにある生活が成功へのステイタスという分かりやすい時代だったので「自分の中心に置くものは、物」だったといえます。
そして、「大体の物を手に入れる事ができた」その次の「コト」は、例えば、行って見たかった海外旅行や、犬との生活や、自宅近くにで野菜を育てるや英語を勉強する、など何かをする事による満足感が得る事が自分の中心に置く大切な物と変化していきます。
そして、まさに今の時代のニーズである「自分物語」
それは、SNS発信が「自分物語」を容易にできる事が後押しをしています。ただ、この「自分物語」は、他人に見せる自分を生きる為のストーリーだとすぐにばれてしまいます。
真の「自分物語」には、他者に見られたい自分という場所とは、違う場所にある気がしています。
誰かにどうみられるというよりも「やりたい事」を棚上げし、「やらなければならない」という毎日を過ごす「家族の為に身を粉にして働かなければならない」だから「自分がやりたい事」に蓋をしている人には「自分物語」というフレーズすら嘘っぽく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、人は紛れもなく「今日も」「明日も」「過去の自分」も自分物語を生きています。
では、何故それが今なのか?という事です。
それは、全ての価値基準を自分に戻す事が鍵になる時代だからです。
コロナウイルスで移動制限があったり仕事への取組みに変化がある今、「本当に自分がしたい事は、何だっけ?」という自分への問いに愚直に向き合う事で、新しい自分の可能性を見つけようとするのか、悲観的に希望を捨てるのか?
自分物語の中にしなやかなマインドを持ち、変身していく様をみせてくれる長瀬智也さんの発表が今の時代を象徴している気がしています。
本日もお読み頂き、ありがとうございました。
#長瀬智也 #自分物語 #承認欲求 #自分を生きる
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