動物を飼うことについて


キャバリアのリクちゃんの前に
シーズーのチビちゃんがという雌犬がいた
 
シーズーは、目が大きく穏やかな性格の

とても飼いやすい犬で
私がアメリカ在住中にあるご縁で
チビちゃんは実家にやってきた


 ふさふさの毛とコロンとした
フォルムにくりくりの瞳
そして人懐っこい性格のチビちゃんを
私はすぐに好きになった 


帰国する度にチビちゃんに
会うのが楽しみで母とよく
犬の散歩に出かけた 


散歩をすると色々な発見がある 


ある日、いつもの様に
チビちゃんのお散歩に行くと 
家の庭先に繋がれっぱなしになっている
雑種犬がいた 


その犬は、私達を見ると
訴える様に鳴き続けた


 「キャンキャン」 
  
  ではなく 


「ウォーウォー」 


 まるで


「助けて下さい!」


と言っている様だった 


異様なまでに鳴く犬が心配になり
こっそり近づき様子を伺うと 


お水もご飯皿も埃にまみれ
随分ご飯を与えられていない様子


その犬は、見るからにガリガリだった


 母は散歩から帰宅すると
すぐにペットボトルに水を入れ
家にあった食パンを持ち


 「サチエ、あの犬の所に行こう」 


  と言った 


私達が、お水と少しばかりのパンを与えると
ガリガリの犬はものすごい勢いで食べた 


人様の家にいる生き物に
勝手にご飯をあげるなんて
余計なお世話とかの 
世間的常識は、一旦横に置き 


とにかく今は、目の前の痩せこけた犬に 


「お水とご飯をあげないと   
  死んでしまう!」 


 そんな思いが私たちを突き動かした


 それから母と私は、毎日
 お水とフードを持ち散歩にでかけた 


ガリガリの犬は、
あきらかに私達を待っていた 


その犬の飼い主は死なない程度に
お水とご飯をあげていたのだろうか 


お散歩もできない
ご飯もあげられない
何か事情があったのかもしれない 


ただ、現実としてその犬は
極度におなかをすかし
誰かに救いを求めていた 


最近、子供や動物虐待のニュースをよく見る 


子供の親も犬の飼い主も
初めから彼らに辛い思いをさせようとは
思っていなかったと信じたい 


しかし、愛もご飯もお散歩も
全てを飼い主に委ねられた動物は
飼い主を選ぶことはできない 


ましてや幼い子供も親を選べない 


起きてしまった現実を
とがめても何も始まらない 


誰かを非難する事は
何の足しにもならないからだ


そのエネルギーを
 ひどい状況を作らない為に
 考えたり、動いたりする事に使いたい


「いいお手本があれば誰かが
  真似をし、たくさんの生き物が
  救われるかもしれない」


動物の悲しいニュースがあると
私は、母と一緒に餌をあげに行った
このお散歩の事を思い出す
 
母は、体験を伴わせ
大切な事を教えてくれたと
20年後の今、染み染み思う

#動物愛護 #動物虐待 #助け合う #犬 #シーズー #キャバリア 


RiKURi Branding

人材マネジメントプロが、個人の魅力が輝くブランディングと 文化人・クリエーター向けのマネージメントサービスを行っています。

0コメント

  • 1000 / 1000

ご挨拶

ブログをお読み頂きありがとうございました。

RiKURiでは、仕事やプライベートにて自分らしく輝きたい人の為の個人セッションを行っています。


☆カフェセッション

お茶を飲みながらセッションを行います。

東京都内で行う為、関東圏の方限定とさせて頂きます。


是非、お気軽にお問い合わせ下さい。

rikuribranding@gmail.com