心を掴むなら、半歩先が丁度いい


 「さちえさん、半歩だよ。   
     一本先だと先過ぎて   
     世の中はついてこれない。 
     だから、半歩先位を見せるのが   
     丁度いいんだよ。」 


20年以上前
モデルのマネージャー時代に
事務所の社長さんから言われた言葉です


モデルというファッション業界で


私達は、常に "次に何が流行るか?" 


というアンテナを張っていて 
世間に発信するトレンドを
どう見せるかを考えていました 


"半歩先"の話は、それについて出た
会話だったと思います 


20代だった私は、その言葉の深さを
すぐには理解できませんでした 


その後いくつかの仕事を経験しながら
この“半歩先”の考えを習得したと

思います


5年前に劇団四季さんの

リトルマーメードや美女と野獣の
グッズを作っていた時も

(劇団四季さんの美女と野獣ハンドタオル)
(リトルマーメード一周年記念グッズ 
 クリアファイル)

アメリカでアクセサリーの

輸出ビジネスを立ち上げた時も

(個人ビジネスmagenta時代の商品)


常に判断基準として

"半歩先"の考えが自分の中に存在していました 


この”半歩先”というのは、


 「半歩だけを先行く事を目指す」    


ということではありません 


半歩先だけを目指している時点で
半歩先の場所にたどり着いておらず

その前のプロセスにいるからです


 "半歩先の場所に立つ"ということは
  一歩も二歩も先に行き
   折り返して半歩先の位置で
  余裕と共に相手を待つ" 


ということです


物事は、全てにおいて
発信者がいて受け手がいます  


「受け手にとって 
  ".分かりやすい" 
  "受け入れ易い物"に    
  変換して発信する」


それが、"半歩先"だと
ちょうどいい頃合いになるのです


ここで、この考えを
"半歩先フィロソフィー"と呼ぶ事にします


 "半歩先フィロソフィー"は、
ファッション業界の流行だけでなく
 様々な業界の商品開発や
サービスにも通ずると思います 


売れる商品やサービスは 
「何が売れるか?」
 をデータ検証し商品開発を繰り返し
世に出されています


決して


 “今、これが流行っているから乗っかる”





"消費者の動向を追いかける" 


様なスタンスではありません 


私達が魅了される物や事は
どれ1つをとってもただのラッキーで
そこに存在していないのです

「距離が近過ぎれば    
   見る人を魅了しないし      

    遠過ぎても       
   自分事にならない」


少しだけ今の自分を
アップグレードさせてくれる物を
人は手に取りたくなるものです

そこに半歩先の自分を想像される物が
あれば、やっぱり欲しくなりますね


日本には、本当に丁度良くて
便利な物がたくさん売られています


使いやすい丁度いいものを
発見する度に有り難いなぁと
しみじみ思うのは


商品に見え隠れする
"半歩先フィロソフィー"を
感じてあるのかもしれませんね

#丁度いい #半歩先 #マーケティング #行動心理  #美女と野獣 #リトルマーメード #劇団四季 #消費者心理 #トレンド 

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