頑張らない事を選ぶ



周りから見てどんなに幸せそうでも、その人の気持ちや状況は、当事者である本人にしかわからないものです。


突然のさよならに言葉を失ってしまうニュースを最近よく耳にし、ショックを受けていらっしゃる方も多いかと思います。


コロナウイルスが蔓延し、世界の一人一人が見えない負担を強いられているいま、それをどう切り抜けたらいいかを考えて見ました。


このくらい頑張れると思っていた事も、心のピースが外れ、バランスが取れなくなる様に、ほんの些細な事がきっかけでバラバラと全てが崩れてしまう。まるでジェンガがバラバラと崩れ落ちる様に。


その瞬間、突然、頑張っている気持ちに力が入らなくなり、自分の意思ではコントロール出来ない虚無感に襲われ、本人が望んでいない思わぬ方向人生の舵を切られてしまう。


そんなブラックホールに引き込まれてしまう様な瞬間は、もしかしたら誰にも起きる事かもしれません。


頑張り続ける事は、素晴らしい。


休憩する事も同様に素晴らしい。


それなのに、休む事がなかなか出来ない。


ただ、ただ止まらず頑張ってしまう。
まるで、頑張り続ける事がプログラミングされている様に。


ある脳科学者の方の著書に、


「日本人は、努力し続ける努力中毒の割合が世界一」


という記述がありました。


努力中毒、、、
努力が中毒になるなんて⁈


それは、きっとこんな心理からきています。


例えば、幼い時。
何かを努力し課題を克服し、両親に褒められた経験。


例えば、学生の時。部活でスポーツを続け、表彰されて先生に褒められた経験。


「頑張り続ければ、自分は、評価される」そんな一つ一つの成功体験は、自分の心の奥にある承認欲求を見たし、脳では報酬系の分泌物を得る事になります。そして、その満たされる気持ちを忘れられず、頑張り続ける事を止められなくなり、頑張り続ける事が次第に強迫観念になってしまうのです。


疲れすぎてしまうと努力中毒の迷路に入って出られなくなり、休まらないからメンタルが少しずつやられ、脳に酸素が行かないから思考が働かない。


そんな時に何かのきっかけでバランスが崩れて、人は自分でも望まない行動を取ってしまうかもしれません。


でも、人は一人で生きている訳ではありません。「辛い」と手を挙げればその手に助けを差し出す人は、必ずいます。


他人には甘く出来ても、自分に甘く出来ない。そういう人は、頑張らずに休んで人に甘えてみる順番だと思う事も学びなのかもしれません。


性善説と言われても人は、人に助けられ、そして助けたいものです。


一人でも苦しんでいる人が迷路から出るきっかけがある事を、そしてこのコロナウイルスの見えないプレッシャーに押しつぶされ無い様に自分を守る事を心から願っています。


迷路に入り込んでしまったら、いまいる場所から助けを求める選択は、自分にしかできません。


自分を守る事ができるのは、自分の意思が全てなのだから。


今日もお読みいただきありがとうございました。素晴らしい1日をお過ごし下さい。

#悲しかったら手を挙げて #1人じゃないよ 

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