よしもとばななさんから 頂いた言葉について

四年ほど前、文章が上手くなりたくて
編集ライター養成講座に通っていた事があります

そのクラスの課題で
過去読んだ本をもう一度読み
紹介文を書くという物があり

家の中を見渡すと

よしもとばななさんの

「体は全部知っている」

があったのでその本の

紹介文を提出する事に

10年ぶりくらいに読む短編全てが

力強くグイグイ引き込まれました

以前に読んだ時には汲み取れなかった

物語の濃厚さにひたすら面食う10年後の私

物語は、初めに読んだ時の数十倍の勢いで
私にたくさんの事を訴えかけてきたようでした

まるで再び命をもらった様に
生き生きと

彼女の創り出す世界に又、どっぷりハマろうと

図書館通いをしよしもと作品を
読み続けました

「ドリームタイムからのさとし」

 というウィリアムレーネンさんと
 対談している作品で、

よしもとさんの悩みが
私の同じものでその事について
書かれた記述を見つけました！




行き詰まっていた私は
文書に書かれた彼女の言葉に
心から救われ、その時

「よしもとばななさんに会いたい」 

と強く感じました

 私の奥にある何かが叫んでいて

 私に気付かせるような感じでした

そしてその三日後私は、
本当に彼女に遭ってしまったのです！

それは、六本木にオープンした
スヌーピーミュージアムの
レセプションパーティーでした

何故、私が そのパーティーに
 行く事になったのかは、こちら

「ばななさんに会いたい」 

 と願ったその三日後に本当に   
  彼女は、私の目の前にいました

   彼女の周りにいる人達がはける
   タイミングを見計らい
   私は恐る恐るばななさんに話しかけ

  自分がライター講座に通っている事 


 課題にばななさんの 
 「体は全部知っている本」 
 を選んだ事 


彼女の本に書かれた言葉に 
深く救われた事  


そして逢いたいと願って  
三日後の今日逢えてしまった事  


そんな支離滅裂で一方的な話を  
彼女は、ソフトに受け止めてくれました

  彼女があまりにもきちんと聞いてくれるので
  早く切り上げなければいけないと思い

  「ありがとうございました」 

   とその場を離れるのですが

   聞きたい事が溢れて止まらず 

 「又話しかけてもいいですか？」    


 そう何度も何度も彼女の近くに行き     
 話をさせてもらい、そんな挙動不審な私の行動が       段々面白くなってきたのか    


よしもとさんは、


「あっ！又、来た！」  
   とジョークを飛ばし始め      
その度に笑顔で私を受け止めてくれまさした


 そして私は最後の質問をします 

     「文章が下手すぎて、   
        書く事が辛いです。     
         
        どうしたら文章が   
        上手くなりますか？」


   すると彼女は、私の目を見て    

   「書き続けて下さい。
       初めから上手い人は居ません。
      上手いとか下手とか関係ありません。        


       書き続ける事が素晴らしいんです。        
       頑張ってください」   


         と言って下さった   


       その時のばななさんのメッセージが 
        今でも、投げ出したくなる  
        自分を奮い立たせる            


       あの時、自分の気持ちに正直に        
       行動して本当に良かったです

       言葉は、人の気持ちを支える最強の
       ツール


        よしもとさんから頂いた言葉       


     「 書き続ける大切さ」を

        私は、一生大切にしていこうと思います