手渡す物が受け取る物という事について
手渡す物が受け取る物
昔から、そうよく言われている
四文字熟語だと
「因果応報」
仏教用語でもあるらしい
もう少し平たく言えば
「自分がやった事は
自分にかえってくる」
という事だ
今朝のテレビで
「いじめを苦に自殺した少年の親が
学校といじめた本人を提訴し
裁判所は、いじめた元少年2人に
3700万円の賠償命令を下した」
というニュースが流れていた
いわゆる
「大津いじめ事件」だ
昔は
「子供の喧嘩に親は食わない」
「いじめなんてコミュニケーション」
「弱い物いじめは、
される側に問題がある」
そんな感覚がまかり通っていた
エゴの塊ような嫌な古い感じさえする
「いじめ」
という言葉には様々な感情が
詰め込まれていると思う
する側は、
軽い気持ちで
娯楽やストレス発散の代わりに
同じ立場のクラスメートに
嫌な思いを繰り返しさせる
される側は、
繰り返し行われる
堪え難い不平等に疲弊し
その感情と孤独に向き合う
学業への不安
元気を無くす我が子を家族の心配
そして救いようのない自己否定感
悲しさと怒りの塊が心に宿る
いじめる方は、いつしか
「自分は、誰かより
パワーを持つ特別な存在」
だという歪んだ感覚すら覚え始める
はじめは、軽い気持ちの
「イジリ」
というコミュニケーションが
どんどんエスカレートしていき
止まらなくなる
まるで見えない魔物が
いじめている子に乗り移ってしまったかの様に
「イジリ」
の範疇をはるかに超えた
悪意ある攻撃を
「いじめは、コミュニケーション」
という幼稚な自己弁護で
正当化する
ここまでくるといじめている子供達は、
もはや普通の中学生ではない
本人達の実際の行為と
認識に乖離がありすぎる
しかし、誰かが命を
絶ってしまった事実は変わらない
今回の判決は時代の象徴の様に思う
会見で亡くなった父親が語った
「我が子の様な自殺者を
増やさない為にも戦った」
という言葉に
私は無言で大きく頷くしかなかった
「自分がやった事は
自分にかえってくる」
関わる全ての人を
不幸にする事より
関わる全ての人が
幸せにする種が
一つでも増えればいいなぁ
ここにあげた名もない猫ちゃんですらほそ
わかっている事なのだから
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