“排除”に意味は、ある?



 
1週間ほど前、人身事故で中央線が
上下線とも止まってしまった時のお話です
 
運転再開の目安も立たず、
とりあえず待つしかない状況だったので
最寄り駅のスターバックスコーヒーに入りました


テラス席に行くと席確保のカバンが置いてあったので

相席をお願いしようと近くに座り持ち主を待っていました
 
20歳くらいの女学生が飲み物を携えながら席に座ると
近くに座っていた私を怪訝な目で睨んできました
 
「いっぱいみたいなので相席を

   お願いしてもいいですか?」 

と私 


すると、彼女は不機嫌そうに

 「はい、、、      
     でも何で買いに行かないのですか?」 


となじるように伝えてきました


 私は、こう返事をします 

「とりあえず、相席をお願いしてから    
    行くつもりだったので待っていました
    凄く混んでいるので少ししてから買いに行きます」 

すると彼女は、何もかも気に入らないらしく 


「あ、そうですか!」

とけんか腰に言い放ち、背を向け体いっぱいで
私に拒否反応を示してきました 


"まるで自分が確保した席は

自分の縄張りだから自分が許容した人間以外は許さない"



とでもいうように 


その後、友人らしき人が近くに座った時は当然、
仲間を受け入れ楽しそうにする20代女性 


私は、この事実に腹を立てるほど
若くはないので


”色んな人がいるなぁ”と思いながら 


”彼女は、どういう思考なのだろうか?”


 と考えてみました


するとある一つの考え方が 浮かび上がってきました 


それは、


 “仲間以外を排除する自己防衛思考“ 

です 


普通に考えて、駅に人があふれ、
座る場所を求める人がたくさんいる時に
相席をするのは常識だと思うのですが


人それぞれ常識も基準も違いますから
そう考えない人もいる事も現実です 


先日NHKの番組で


“若者の自己肯定感”


がテーマの番組を放送していました 


10代20代の自己肯定感が30代以上に比べ

著しく低いという数字がチャートで映されていて

20代の人たちが5人くらいで
ディスカッションをする番組でした  


20代前半の出演者は、”自己肯定感”という言葉を

聞くだけでイライラすると話していました


自分に無関係な事はイライラしないので

その出演者には、刺激のある言葉だったのだと思います


今の世の中は激変し、いつ自分がセーフゾーンから

はみ出るか分からない 


どの選択がセーフで
どの選択がセーフでないのか分からない


自分で自分を守るチカラがある者は
人を排除したり威嚇したりせず
受け入れる力があるのだけれど 


敵にもならない分子が自分の縄張りに入っただけで

に不必要に反応するのは裏を返せば

”私には受容れる力はありません”という事です



端的に言うと、


"不安定"


なのだと理解しました 


この一つの事例と個人の自己肯定感は

因果関係は不明ですが


愛が充分いきわたった場所には

諍いは起こりにくいけれど
そうでない場合は諍いが起こりやすい 

“先が読めない世の中のど真ん中にいる10代20代は、 

   見えないプレッシャーの中に生きているのかもしれない“ 


そう考えるとバブル世代もしくは40代以上の大人世代は

彼らを大きく受け止めようとさえ思うのです 


そもそも享受している物の質が
まるで違っているのだから 


若者世代にオトナ世代ができる事が
あるとすれば 


“知識の共有によってお互い新しい視点を持てるよう   
  歩み寄りをすること“ 

だと考えたりします 


人は、本来助け合う知恵を
持っている優れた生き物なのですから 


そう考えが行きついた時に
電車が動き出したので 
カフェを後にしました

#自己肯定感 #承認欲求 #コミュニケーション #未来への不安



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